WEBデザインとDTPデザインの違い
近年のWEBサイト制作需要増加に伴い、DTPデザインをメインで行ってきたデザイナーさんが、WEBデザインに携わるといったことも多くなってきているのではないでしょうか?
今回は、WEBデザインを行う上での大切なポイントをDTPデザインと比較しながらご紹介していきたいと思います。
◆デザイン領域の違い
DTPとWEBの大きな違いはデザインの領域です。DTPデザインの場合は、制作する紙のサイズによってデザインする領域に制限がある為、その制限の中でデザインを表現する形になります。それに対しWEBデザインの場合は、横幅の制限はありますが、縦幅はスクロールによっていくらでも伸ばすことができるので領域の制限がありません。WEBはデザインできる領域が広い分、表現できる幅も広がってきます。
◆デザイン画面の違い
DTPデザインは、紙という1つの画面のデザインを作る形になりますが、WEBデザインの場合はさまざまな画面サイズのパターンを考える必要があります。よくPCとスマホの2パターンを考えればいいと思われがちですが、実際はそのような単純なものではありません。PC1つをとってもワイド側、スクエア型、ノートパソコン型などがあり、またそれに加えタブレットやスマホにも様々な画面サイズがある為、あらゆる端末の画面シーンを想定し、デザインを作成する必要があります。
◆レイアウトで重視するポイントの違い
WEBデザインとDTPデザインでは、デザインのレイアウトを行う際に重視するポイントが異なってきます。DTPの場合は、全体の枠の中で「どこにレイアウトのポイントを置くか」をある程度自由に設計できる点がありますが、WEBの場合は、ユーザーがファーストビューで興味を持ってもらえなければ離脱されてしまう(WEBサイトを閉じられてしまう)為、必ずファーストビューを重視したデザインレイアウトにする必要があります。
以上、今回はWEBデザインとDTPデザインの基本的な違いについてご紹介させていただきました。
次回はデータ形式の違いなど詳細部分の違いについて紹介させていただけたらと思います。
次回に続く